日本映画紹介ブログ
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更新終了のお知らせ

ジュゲムブログでの「屋台的映画館」の更新は終了いたしました。

 

長い間のお付き合いありがとうございました。

 

なお、忍者ブログにて「屋台的映画館 忍者屋敷」というタイトルで再開していますので、

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

屋台的映画館

| 砂月 | - | 18:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ダメおやじ
だめおやじ
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1973年
公開日:1973年11月22日 併映「喜劇 日本列島震度0」
監督:野村芳太郎
制作:杉崎重美
原作:古谷三敏
脚本:ジェームス三木 野村芳太郎
撮影:勝又昂
美術:重田重盛
音楽:青山八郎
録音:栗田周十郎
調音:松本隆司
照明:小林松太郎
編集:太田和夫
監督助手:大江英夫
装置:石渡敬之助
装飾:印南昇
進行:長嶋勇治
衣裳:松竹衣裳
現像:東洋現像所
製作主任:吉岡博史
出演:三波伸介 倍賞美津子 新藤恵美 吉田日出子 小山田宗徳
アメリカンビスタ カラー 87分

桃栗不動産の雨野大介(28歳)は、砲丸投げの国体の選手でアザミ短大の学生の本田冬子と結婚した。そのきっかけとなったは「きゅうり」だった。大介は寝る前に家計簿をつけることを日課としていたが、その日は何度計算し直してもお金が50円多かった。会社の帰りに立ち寄った八百屋でおつりを多くもらったに違いないと考えた大介は、その50円を返すことにしたのだが、夜中の2時半とあって主人の銀平や妻の豊子はカンカンだった。だが娘の冬子だけは違った。店番をしていたのが彼女だったこと、そして50円のために大介が二駅も歩いてきたことを知ったからだ。冬子はおわびとして両手いっぱいのきゅうりをあげた。その日以来、バカがつくぐらい正直で誠実な大介のことが忘れられなくなった。例え大介が他人から空気デブと蔑まれようと、彼への気持ちは変わらなかった。結婚式は冬子が昔通った幼稚園の教会で行われ、式を終えると二人は新婚旅行に旅立った。ところが宿泊先のホテルが火事になり、大介たちはお金も荷物も失った。不幸中の幸いとばかりに冬子はホテルに提出する被害届を水増しして請求しようと提案したが、何てこと言うんだと大介は怒鳴った。冬子はまたそんな大介に惚れ込んだ。

10年後、近所の魚屋へ買い物に出かけた冬子は、大学時代の後輩である由美子とバッタリ出会った。最近、分譲住宅を購入し引っ越してきたというのだ。由美子の夫は大介の同期の南村不二夫で、今回の人事で建設課の課長に出世したことを知ると冬子は愕然とした。結婚当時、お尻を引っぱたいてもらえば課長にでも部長にでもなれると大介は言った。だが持ち前の誠実さがあだとなり、大介は同課のお詫び係として使いっ走りさせられていた。冬子と息子のタコ坊との団地住まいや天職だと考えているお詫び係に不満を持っていなかった。そのマイペースさが時に冬子をオニババに変えさせるのだ。大介が帰宅すると、冬子は南村が課長になったことを知らせてくれなかったのかと詰め寄った。知らなかったという言い逃れに、冬子はまた角を生やした。そこへやってきた豊子はその場を収めると、課長夫人への根回しも必要だと冬子に伝授した。大学時代に一度も負けたことがない由美子に頭を下げることは彼女のプライドが許さなかったが、背に腹は替えられず翌日ゴマスリに出かけた。

ある日の夕方、大介と同じ課の瀬戸すみれがマンションの風呂のお湯を溢れさせ、下の階を水浸しにしてしまった。連絡を受けた大介は御安い御用とばかりに引き受け、住民に頭を下げた。一段落した頃にやってきたのは南村だった。すみれが住む高級マンションは二号さんが多く住んでおり、彼女と南村も愛人関係にあった。浮気の発覚を恐れた南村は、夜に行われる関係者との接待に飲めない大介を連れて行った。

屋台的映画館
| 砂月 | 邦画−た | 18:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
高校大パニック(1978年)
こうこうだいぱにっく
日活
配給:にっかつ
製作年:1978年
公開日:1978年8月19日 併映「帰らざる日々」
監督:澤田幸弘 石井聰亙
プロデューサー:結城良熙 大屋龍二
原作:石井聰亙 大屋龍二
脚本:神波史男
撮影:山崎善弘
照明:高島正博
録音:酒匂芳郎
美術:川船夏夫
編集:鈴木晄
音楽:スペース・サーカス
助監督:菅野隆
色彩計測:野田悌男
現像:東洋現像所
製作担当者:天野勝正
技斗:高倉英二 松尾悟
協力:有限会社金子銃砲火薬店 象印株式会社 株式会社兵林館 株式会社サウンド・エイト
出演:山本茂 浅野温子 内田稔 江角英明 久富惟晴
シネマスコープ カラー 94分

ある夏の日の九州・博多。中州高校三年の田中祥二が建設中のビルの屋上から転落死した。その影響は社会全体に及び、マスコミは学校教育や受験勉強への批判的な報道を過熱させた。校長は翌々朝の校内放送で、彼の死は一個人のノイローゼであり受験勉強によるものではなかったと説明した。生徒たちの動揺を早期に鎮静化させるとともに、名門校としての権威と伝統を守るためだった。こうした受験優先という考え方は教員全体に浸透していた。校長の話が終わると、田中のクラスの担任で数学教師の井原修はいつものように授業を始めようとした。三年七組ではホームルームの時間を数学の授業に充てていたのだ。すると生徒の馬場が立ち上がり、今日は話すことがありますと言った。それを聞いた井原は、田中のことだったら校長の話に尽きると無視した。そして田中は負けたのだから、彼の分まで生きて一題でも多く問題を解くんだと言った。井原の態度に憤激した城野安弘はツカツカと歩み寄った。そして田中を殺したのはあんただと怒鳴り殴りかかると、怒りを抑えることが出来ずに外へ飛び出して行った。井原は授業についていけない生徒を見捨てる傾向があり、城野の行動を賞賛する者が少なからずいた。

城野が川端通商店街を歩いていると、ふと銃砲店の看板が目に留まった。フラフラと店内に入ると、テーブルにはライフル銃がむき出しのまま置かれていた。城野は珍しいおもちゃでも見るように手に取ったが、店主は接客に気を取られて彼のことに気づいていなかった。奥から出てきた店員が不審に思い声をかけると、驚いた城野は銃とそばにあった銃弾入りの箱を抱えて逃げた。櫛田神社に逃げ込んだ彼はようやく自分が何をしでかしたのかを理解した。そして息を整えると弾層に銃弾を込めた。

ライフル銃を持った生徒を目撃したという市民の通報を受けた警察は、事実確認のために警官の山内正勝を中州高に向かわせた。その頃、三年七組の教室では、興奮した城野が教室の後方に立っていた。「数学が出来んで何が悪い!」。包んでいた神社の幟を外すと黒光りする銃が現れ、それを見た井原は恐れおののいた。「殺したるぅ!」。そう叫ぶと乱射した。一発目は棚の花瓶に当たり、二発目は井原の前に立っていた女子生徒に当たった。焦った城野は井原に近寄ると、至近距離から数発撃った。弾が切れたことで我に返った城野は校外へ逃げようとしたが、教頭の米重満洲男と話していた山内が迅速な応援要請を行ったことで学校の周囲は警官隊によって包囲され、逃げ道を失った。

屋台的映画館
| 砂月 | 邦画−こ | 10:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
愛と誠(1974年)
あいとまこと
松竹=芸映プロ
配給:松竹
製作年:1974年
公開日:1974年7月13日 併映「にっぽん美女物語」
監督:山根成之
製作:樋口清 秦野貞雄
原作:梶原一騎 ながやす巧
企画:瀬島光雄 沢根幸男
脚本:石森史朗 山根成之
撮影:竹村博
美術:横山豊
音楽:馬飼野康二
録音:平松時夫
調音:松本隆司
照明:飯島博
編集:冨宅理一
光学技術:石川智弘
監督助手:佐光曠 植村信吉
装置:横手輝雄
装飾:露木幸次
衣裳:松竹衣裳
現像:東洋現像所
擬斗:足立伶二郎
進行:柴田忠
製作主任:池田義徳 峰順一
協力:株式会社三越 テクノス ラコステ・三共生興 湘南家具センター
出演:西城秀樹 早乙女愛 織田あきら 坂上大樹 南陽子
アメリカンビスタ カラー 89分

昭和49年。東京・青葉台高校の女子テニス部は、夏休みを利用して信州蓼科高原で合宿を行っていた。その夜、一人の生徒が初恋の思い出を語ろうと言い出し、やがて早乙女愛に順番が回ってきた。成績優秀でスポーツ万能、明るく爽やかな彼女だったが、このときばかりは顔が曇った。初恋と言えるかどうかわからないけど、と愛は重い口を開いた。

9年前の冬の出来事だった。父・将吾が持つ蓼科の別荘でスキー遊びをしていた7歳の愛は、大人でも危険な立ち入り禁止の斜面に迷い込んでしまった。止まることが出来ず、迫り来る巨木にぶつかることを覚悟したそのとき、彼女を救ったのは地元に住む少年だった。彼の額には、愛のスキー板が当たったときに出来た大きな傷があり、そこからは鮮血が滴り落ちていた。泣きじゃくる愛に向かって少年は泣くなと怒鳴り、このことは秘密だと釘を刺した。その後、将吾が別荘を軽井沢へ移したことと、少年が住んでいた山小屋が山火事で焼失したことで手掛かりを失った。だがあの出来事以来、彼女の心の中には白馬の騎士が住みつき、神聖な誓いとして秘密を守り通したのだった。

翌朝、部員たちが体操をしているところへ東京から来た不良グループがバイクで乗りつけ、彼女たちをさらおうとした。そこに現れたのは地元高校の愚連隊で、勝ち目がないとみたバイクのリーダーはナイフを振り回した。だが愚連隊のボスの額にある三日月形の傷を見て震え上がった。「フーテン・タイガー…」。彼こそが、白馬の騎士として愛の心に住みついていた太賀誠の現実の姿だった。誠は騒動を聞きつけてやって来る警官から逃れようとしたが、愛が足にしがみついたことで逮捕され、少年刑務所へ送られることになった。「必ず後悔させてやるからな!」。誠の心には憎悪の炎が燃えたぎっていた。

額の傷のせいで誠の人生を狂わせたことを知った愛は、償いをすることにした。まず早乙女財閥の当主である父にお願いし、誠の少年刑務所送りを辞めさせた。さらに早乙女家が身元引受人となって青葉台高校に編入させた。彼のプライドを傷つけないために学費、家賃、食費のみの援助にとどめ、何としてでも幼いころの魂を甦らせたいと考えていた。一方、誠は自分が受けてきた屈辱を愛に味わわせようと企んでいた。

屋台的映画館
| 砂月 | 邦画−あ | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
トラック野郎 望郷一番星
とらっくやろうぼうきょういちばんぼし
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1976年
公開日:1976年8月7日 併映「武闘拳 猛虎激殺!」
監督:鈴木則文
企画:天尾完次 高村賢治
脚本:野上龍雄 澤井信一郎
撮影:飯村雅彦
録音:井上賢三
照明:小林芳雄
美術:桑名忠之
編集:鈴木宏始
助監督:澤井信一郎 馬場昭格
記録:勝原繁子
擬斗:日尾孝司
スチール:遠藤努
進行主任:東一盛
装置:小早川一
装飾:酒井喬二
美粧:住吉久良蔵
美容:花沢久子
衣裳:福崎精吾
演技事務:山田光男
運転指導:梅沢英泰 小原隆夫
現像:東映化学
音楽:菊池俊輔
主題歌:「一番星ブルース」菅原文太 愛川欽也
挿入歌:「トラック音頭」菅原文太 愛川欽也
企画協力:(株)カントリー
協力:郵船フェリー 近海郵船(株) (株)ローヤル・ペップボーイオートセンター宇都宮店 ニットータイヤ 松川運輸(株) 阿寒・ホテル市川 デコレーション・トラックグループ哥麿会 稗田牧場 伊藤牧場
出演:菅原文太 愛川欽也 島田陽子 春川ますみ 土田早苗
アメリカンビスタ カラー 100分

九州からの積荷を自慢の愛車で北海道へ運ぶ一番星こと星桃次郎とやもめのジョナサンこと松下金造。二人はカーフェリーの出航までの時間を潰すために、川崎にある金造の自宅で昼食をとることにした。お土産のメロンに大喜びして飛びつく子供たちに金造が目を細めていると、長男の幸之助が下宿したいと言っていることを妻の君江が明かした。高校受験が来年に迫っているため、落ち着いて勉強をしたいというのだ。それもそのはず、松下家では八畳一間に妻と9人の子供たちが暮らしていた。ついでとばかりに君江がこんなのどうかしらと不動産の新聞広告を金造の前で広げると、彼はまじまじと眺め考え込んだ。

釧路へ向かうカーフェリーの中で、桃次郎は今にも海に飛び込もうとしている美女を助けた。3万円の入った財布を落としたという彼女に、桃次郎は礼はいらねえから取っとけよと同額を渡した。すると美女は命の洗濯をさせて欲しいと言った。その頃、金造はフェリーのラウンジでボーイのアルバイトをしていた。マイホーム購入という目標を立てたことで、少しの時間も惜しんで働くことに決めたのだ。その夜、桃次郎はラウンジで美女を今か今かと待っていたが、一向に現れる気配はなかった。それもそのはず、詐欺師の加山と組んだ美女に金を騙し取られていたのだ。そうとは知らない桃次郎は焦りから冷静さを失っていたが、そこへ現れた三上亜希子という女性に一目惚れした。それ以来、彼女のことが頭から離れなくなると、網走の市場に着いてからも亜希子がいる霞ヶ関に戻ろうと言い出す始末だった。涼しい北海道で稼ごうと言い出したのは桃次郎の方だったため、金造はなんとか思い止まらせて釧路の漁港へ向かった。そこでは大量のスケトウダラが陸揚げされており、これは荷がありそうだと二人は喜んだ。そのときダンプから下ろされた魚によって桃次郎たちは頭から埋もれてしまった。頭に来た彼らが運転手に悪態をつくと、運転席から降りてきたのは浜村涼子という男勝りの女性だった。この事件はたちまち漁港中に広がり皆震え上がった。その夜、稚内から帰って来たカムチャッカ丸こと大熊田太郎次郎左衛門が港食堂・はきだめの鶴に乗り込んできた。大熊田は涼子に心底惚れ込んでおり、彼女に関わった者は大ケガでは済まなくなるのだ。食事をしていた桃次郎たちはそれどころではなくなり、ケンカを買った。だがそこに水産会社の社長が現れたことで中断した。遅れて入港した漁船の鮮魚40トンを札幌での競りに間に合わせないと会社が倒産してしまうというのだ。礼金を弾むというが、誰も首を縦に振ろうとはしなかった。何故なら札幌まで8時間かかるにもかかわらず競りの開始まで6時間しかなかったのだ。黙って聞いていた桃次郎は、俺がやると言った。すると大熊田も話に乗った。勝負は20トンずつ荷を受け持ち、運賃は勝者のものになる。大熊田は、負けたらきれいさっぱり北海道から出て行けと桃次郎に言った。

屋台的映画館
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