日本映画紹介ブログ
フランケンシュタイン対地底怪獣
ふらんけんしゅたいんたいばらごん
東宝=ベネディクト・プロ
配給:東宝
製作年:1965年
公開日:1965年8月8日 併映「海の若大将」
監督:本多猪四郎
製作:田中友幸
脚本:馬淵薫
撮影:小泉一
美術:北猛夫
録音:小沼渡
照明:小島正七
音楽:伊福部昭
整音:下永尚
監督助手:梶田興二
編集:藤井良平
音響効果:西本定正
現像:東京現像所
製作担当者:山田順彦
特殊技術
撮影:有川貞昌 富岡素敬
光学撮影:真野田幸雄 徳政義行
美術:渡辺明
照明:岸田九一郎
合成:向山宏
監督助手:中野昭慶
製作担当者:小池忠司
特技監督:円谷英二
出演:高島忠夫 ニック・アダムス 水野久美 土屋嘉男 古畑弘二
シネマスコープ カラー 90分

1945年、連合軍はドイツに進撃した。陥落直後のベルリンにあるリーゼンドルフ博士の研究室からナチスの将校が研究物の入ったケースを押収した。そのケースはUボートに乗せられるとモルディブ近海で待つ日本の伊号潜水艦に引き渡され、広島の陸軍衛戍病院に運ばれた。移送を担当した河井大尉からケースの鍵を受け取った老軍医は、命がけで運んだものを見たいだろうと言って開けた。中にはドイツの科学者・フランケンシュタインが死骸を縫い合わせ電気ショックで蘇えらせた怪物の心臓が入っていた。その怪物は弾に撃たれても絶対に死なないことから、日独で不死身の兵士を作り出そうという計画が極秘裏に進められていたのだ。午前8時過ぎ、空襲警報が鳴り響くと街は炎に包まれた。その日は8月6日だった。

1960年、広島国際放射線医学研究所では破壊された細胞組織の再生の研究が行われていた。職員の戸上季子は、帰宅途中に民家から逃げる人影を見た。民家の主は浮浪児が飼い犬を殺した上に死骸を持ち去ったと言い、気をつけなさいと彼女を気遣った。季子は誕生日の夜に、再生医療の研究をしているジェームス・ボーエン博士を自宅に招いた。食事をしながら話をしていると、怒鳴り声とともに自動車のブレーキの音が外から聞こえてきた。二人が窓から下を覗くと、事故を起こしたタクシーの運転手が恐れを成して逃げ出したところだった。季子は倒れているのがあの少年だとわかると、食べ物を袋に入れて放り投げ、身を隠した。すると少年は警戒しながら袋に近づき持ち去った。それ以来、姿を現すことはなかった。

ボーエンは休日を返上して研究をする季子に墓参りをしませんかとドライブに誘った。その日は被爆患者だった遠井田鶴子の命日だった。厳島神社の裏にある墓に参った二人が海岸を歩いていると、警官と住民が騒いでいるのに気づいた。どうやら人が洞窟に住み着き家畜を荒らしているらしいのだ。それがあの少年だとわかると、季子たちは自ら申し出て説得に向かった。研究所に保護された少年は純粋の白人で、赤ん坊のときに放射能を浴びたものの抵抗力の強い体に育っていると考えられた。だが謎が多いことから、あえてマスコミに公開し情報を募ることにしたのだ。少年の成長はとても早く、数日で数倍以上にも達していたことから、急遽作られた檻の中に入れられた。その頃、少年の情報を新聞の記事で知ったのは、秋田油田で技師として働く河井だった。衛戍病院の焼け跡で育ったという点が気になった河井は研究所を訪ね、ドイツ軍から引き取った怪物の心臓を病院へ届けたことを話した。

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複雑な彼
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1966年
公開日:1966年6月22日 併映「殿方御用心」
監督:島耕二
企画:藤井浩明
原作:三島由紀夫
脚本:長谷川公之
撮影:上原明
音楽:大森盛太郎
主題歌:「さよならは云えない」西田佐知子
挿入歌:「秘密」西田佐知子
録音:須田武雄
照明:泉正蔵
美術:後藤岱二郎
特殊撮影:藤井和文
編集:鈴木東陽
服飾:河野美智子
助監督:進藤重行
製作主任:川村清
現像:東京現像所
出演:田宮二郎  高毬子 滝瑛子 佐野周二 中村伸郎
スコープサイズ カラー 87分

森田冴子は父・直人と渡米した際、NAL航空の機内でさわやかな応対をするパーサーに出会った。小意気なジョークで退屈する女性客のご機嫌をとるその青年の姿に、冴子は心をときめかせたのだった。サンフランシスコに到着後、彼女は元客室乗務員で友人の山本ルリ子にそのことを話した。するとルリ子は「ああ、井戸掘り君のことね」と言った。そのパーサー=宮城譲二は、ルリ子に生活に困ると井戸掘りをしたと自慢げに話した。だが複雑な過去について一切明かそうとはしなかったため、これまでにどれだけ悪いことをしてきたか想像もつきゃしないと警戒していた。ヨーロッパを旅していたときに、大日新聞の須賀健作に世話になったと譲二が話していたことから、ルリ子はついでのときに聞いてごらんなさいと言った。須賀は冴子の伯父にあたり、現在は東京で事業部長をしていた。

冴子は伯父を訪ねるなり譲二のことを切り出した。すると須賀はゆっくりと思い出しながら話し始めた。十年ほど前、譲二はウインブルドン大学に留学中だったが、悪戯が過ぎて退学になり伝を頼ってビッグベンの側にある支局にやってきた。カメラマンの助手を希望する譲二に好きなものは何かと須賀が尋ねると、彼は女の子だと答えた。それを聞いた須賀は、自分の心に嘘偽りのない譲二を採用することに決めたのだった。育ちはいいし英語がうまいことで会社としては重宝したのだが、須賀が取材旅行で留守にしている間にトラブルを起こしてしまった。コメット機を製造する工場で設備を盗み撮りしたことがばれて産業スパイ問題に発展しかけたのだ。須賀は誰に頼まれたのかと譲二を問い詰めたが、頑として口を割らなかったため、彼を謹慎処分とした上で独自に調査を開始した。その結果、実業家から頼まれたカメラマンの遣いっぱしりとして利用されたことがわかったのだ。心に癒しようのない傷を与えてしまったことを須賀は申し訳なく思っていたが、そんなことがあったにも関わらず連絡先を知らせてきた譲二に男気を感じていた。その夜、冴子は須賀の紹介で譲二と再会した。夕食後にダンスフロアで踊っているときに金髪の女性がつかつかと歩み寄るといきなり冴子にぶったのだ。その女性は譲二とひと月だけ関係を持ったアン・ホーダアで四年前に関係を清算していたが、偶然見かけた二人の姿に嫉妬したのだった。アンは夫に冷たくされていることを理由にあなたのことが忘れられないのと言い寄ってきたが、譲二はその無礼さに腹を立て、冴子に詫びようとした。だが既に姿はなく、ひとりでタクシーを拾った。

譲二が自宅に戻ると謎の男が待っていた。その男は以前、彼が窮地に陥ったときに救った恩人だった。決心はまだつかないのかという質問に、譲二は助けたのはあなたの一方的な意思だったのだからあなたのために働く気はないと断わった。すると男は、強制はしないから気持ちが変わったらいつでもくると言って部屋を出て行った。

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風雲将棋谷(1955年)

東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1955年
公開日:1955年3月20日 併映「彦佐と太助 殴り込み吉田御殿」
監督:松田定次
企画:大森康正
原作:角田喜久雄
脚本:比佐芳武
撮影:川崎新太郎
音楽:深井史郎
照明:山根秀一
録音:佐々木稔郎
美術:桂長四郎
編集:宮本信太郎
衣裳考証:甲斐荘楠音
進行主任:栄井賢
装置:魚山富造
背景:安井駿太郎
装飾:神先頌尚
記録:川島庸子
衣裳:三上剛
美粧:林政信
結髪:櫻井文子
スチール:熊田陽光
擬斗:足立伶二郎
助監督:松村昌治
撮影助手:古谷伸
照明助手:岡田耕二
録音助手:安田俊一
美術助手:大門恒夫
編集助手:神田忠男
演技事務:若林十一郎
進行:松本泰一良
出演:市川右太衛門 喜多川千鶴 吉井待子 長谷川裕見子 薄田研二
スタンダードサイズ モノクロ 98分

弘化二年(1845年)。江戸の町は「さそりの怪」の噂で揺れていた。ひと月余りの間に若い娘が何者かに次々とさらわれ行方知れずになっていたのだ。不思議なのはさそりが部屋に現れると狙われた娘が二、三日のうちにまるで煙のように消えてしまうことだった。上州屋彦兵衛から相談を受けた北町奉行所の御用聞き・仏の仁吉がどうしたものかと頭を痛めていると、伊太八がお絹さんはいないかと駆け込んで来た。しのぶ湯の二階で大変なことが起きているというのだ。座敷で町内の者同士で賭け将棋をしていると、見かけない浪人たちがやって来て一番どうだと言った。受けて立ったが誰も歯が立たず、祭の支度金が持って行かれる勢いだった。そこで二段以上の腕を持つと言われるお絹に声が掛かったのだ。お絹が将棋盤の前に座ると途端に形勢は逆転し、二人の浪人はすごすごと逃げて行った。喜ぶ町人たちの誘いを断わって銭湯を後にしたお絹を待ち伏せていたのはあの浪人たちだった。お絹は父・仁吉直伝の紫雲流縄術、いわゆるさみだれ縄の使い手だったが、不意を打たれて縄を掛けられてしまった。男たちが体の自由を失ったお絹を連れて行こうとしたそのとき、行く手を遮ったのは小意気ないい男だった。長身の方が刀を抜いて切り掛かって来ると、男は軽く往なして片付けた。そして啖呵を切ると浪人たちは一目散に逃げ出した。お絹を助けたその男は、右の二の腕に五つの黒子があることから流れ星の雨太郎と呼ばれていた。

上州屋の娘・お加世の祝言は明日に迫っていたが、彦兵衛の不安は日に日に増していた。そこで彼は仁吉に杯事が始まるまでお絹にお加世の代わりを務めて欲しいと願い出たのだった。その話を聞いたお絹は、お父っつあんの一世一代のご奉公なのだから娘の私は喜んで受けるわと言った。命が懸かるだけに仁吉はためらったが、それでこそ俺の娘だと搾り出すように言った。祝言当日、花嫁は支度部屋へ入ったように装って押入れに隠された。屋敷の周りは北町奉行所の同心が堅め、警備は準備整った。やがて山城屋の駕籠が到着し係りの者が検めると、中から出てきたのは偽物の花婿だった。男は同心に斬り付けると姿を消した。
お絹が支度部屋で神経を張り巡らしていると障子にさそりの影が映った。人の気配を感じたお絹が障子を開けると、庭には一人の老人が立っていた。その老人こそさそり道人・唐島宙斎だった。お絹は笛を鳴らして家人に危険を知らせると老人を追いかけて行ったが、それは罠だった。心配になったお加世が押入れから飛び出したところを宙斎の仲間に見つかり連れ去られてしまった。

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| 砂月 | 邦画−ふ | 14:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
フラガール

シネカノン=ハピネット=S・D・P
配給:シネカノン
製作年:2006年
公開日:2006年9月23日
監督:李相日
製作:李鳳宇 河合洋 細野義朗
プロデューサー:石原仁美
ラインプロデューサー:祷映
脚本:李相日 羽原大介
音楽:ジェイク・シマブクロ
撮影監督:山本英夫
美術監督:種田陽平
照明:小野晃
録音:白取貢
編集:今井剛
監督補:杉山泰一
製作担当:松田憲一良
舞踊振付・指導:カレイナニ早川
企画:シネカノン
出演:松雪泰子 豊川悦司 蒼井優 山崎静代 池津祥子
ビスタサイズ カラー 120分

昭和四十年、石炭で栄えた福島県いわき市の炭鉱地区はかつての輝きを失っていた。エネルギーの主流が「黒いダイヤ」ともてはやされた石炭から熱効率の良い石油に代わったことで石炭産業は斜陽を向かえ、地域経済にも暗い影を落としていた。常磐炭礦は第七抗口を閉鎖することにし、全体の4割である2千人を削減することに決めた。そして代替案として総工費18億円をかけたレジャー施設の建設を計画していた。掘削時に湧出した温泉をパイプで吸い上げるのに年間数億円の費用が掛かっていた。その有り余っていた温泉を利用して赤字を補填することがこの事業の目的だった。だが5百人弱しか雇用出来ないことを知った労組側が黙っているはずがなかった。話し合いは双方入り乱れての大混乱に陥った。

身近にハワイの雰囲気を体感できる常磐ハワイアンセンターの目玉は、ダンサーによるショーだった。常磐炭礦の吉本紀夫社長は説明会を開いたが、そこに集まったのはダンスの未経験者ばかり。ほとんどの女性はへそを出して踊ることが恥ずかしいと言って帰ってしまった。会場に残ったのは、炭鉱の生活から一日も早く抜け出したいと願う18歳の木村早苗とその友人の谷川紀美子だけだった。落胆する吉本の前に現れた炭鉱夫の熊野五郎は会社のために役に立てればと娘を連れて来た。五郎に男手一つで育てられ、小さい頃から踊りが好きで好きでたまらない小百合の身長は180センチを超えていた。

東京からダンス指導員の平山まどかがやってきた。彼女はSKD(松竹歌劇団)のトップダンサーだったこともあって今でもプライドが高く、仕事が終わればすぐにでもこの町を離れたいと考えていた。まどかの前に集まったのは早苗、紀美子、小百合と役場職員の佐々木初子の四人だけだった。吉本は選抜された四人だと嘘をついて踊らせたが、何をしていいかわからず皆戸惑った。手本を見せてくれないと始まらないと紀美子が言うと、まどかは嫌ならやらなくてもいいんじゃないと冷たく言った。翌日、学校へ行くふりをして家を出た紀美子は、早苗を自転車の後ろに乗せてダンスの練習に行った。集会所の中ではまどかが曲に合わせて踊っており、それに感動した早苗は部屋に飛び込むと先生みたいに踊れるようになりたいと言った。だが情熱だけで乗り越えるには障害が大き過ぎた。まどかは東京から経験者を連れてくればいいと吉本に抗議した。だが彼はハワイアンセンターの理念は炭鉱の炭鉱による炭鉱人のものではなければならないと説いた。ど素人の炭鉱娘を数ヶ月でステージに上げろなんてプロをなめるんじゃないわよとまどかが噛み付くと、吉本も負けずに言い返した。方言でまくし立てられたため何を言われたのかわからなかったが、迫力に圧倒されたまどかは再び指導を引き受けることにした。

屋台的映画館

| 砂月 | 邦画−ふ | 22:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
フレフレ少女
「フレフレ少女」製作委員会(テレビ朝日=松竹=バップ=電通=レプロエンタテインメント=衛星劇場=集英社=日販=メ〜テレ=九州朝日放送=北海道テレビ=静岡朝日テレビ=リトルモア)
配給:松竹
製作年:2008年
公開日:2008年10月11日
監督:渡辺謙作
エグゼクティブプロデューサー:梅澤道彦
プロデューサー:桑田潔 八木征志
プロダクションプロデューサー:孫家邦 菊地美世志 笹井和也
ラインプロデューサー:土井智生
脚本:橋本裕志
音楽:上田禎
主題歌:「夏のかけら」Aqua Timez
撮影:藤澤順一
照明:上田なりゆき
美術:花谷秀文
録音:柿澤潔
編集:日下部元孝
助監督:大津是
製作担当:松井嚆矢
演技事務:山仲浩充
製作プロダクション:リトルモア リトルメイカーズ
出演:新垣結衣 永山絢斗 柄本時生 斎藤嘉樹 染谷将太
ビスタサイズ カラー 114分

桜が散ったその日、櫻木高校二年生の百山桃子は図書室から借りた百冊目のさくら文庫を読んでいた。現実よりも小説の中の恋に夢中だった桃子はその日も本を読みながら下校していたが、空想の世界に浸る彼女の耳に危ないと叫ぶ声が届くはずもなかった。グランドから飛び出た野球のボールは桃子の額に直撃した。それは彼女の人生を変える大事件だった。

桃子は保健室のベッドで目覚めた。意識を失った彼女を優しく介抱したのは野球部の投手・大島秀樹だった。秀樹は暴投が当たってしまったことを何度も頭を下げて詫びたが、桃子はその誠実な態度に一目惚れした。小説の中の登場人物と現実のイメージが重なり合ったことで彼女の胸は高鳴っていた。
秀樹は一年生ながらプロのスカウトが狙うほどの逸材で、当然のことながら学校にはライバルがたくさんいた。そこで桃子は想いを込めて書いたラブレターを彼の靴箱に入れようとしたが、それを見ていたのは親友の美紀と由貴だった。二人の出会いは偶然のデッドボール、恋文で恋が始まりお守りが二人の距離を縮めて卒業式には制服の第二ボタンを貰って…という桃子の淡い思いは、そんなベタなことあるわけないじゃんという由貴の言葉で打ち砕かれた。美紀は私ならマネージャーになると言ったが、桃子にはどうしていいかわからなかった。そのとき、天からの声が彼女を激励した。校舎の屋上から聞こえてきたのは「我々はどんな困難にも諦めず立ち向かわねばならない」という応援団の訓示だった。天の声に従うことにした桃子は、眼鏡をコンタクトレンズに変え、ラブレターを秀樹の靴箱に突っ込み、勇気を出して野球部へマネージャーの申し込みに行ったが、枠がいっぱいだという理由で断わられてしまった。

落ち込む桃子の耳に「もう諦めるしかないんです」と叫ぶ声が飛び込んで来た。それは天の声=応援団団長・山本龍太郎と顧問を務める大門教諭との会話だった。龍太郎は一週間、団員の勧誘を行ったが入部するものはなく、このままでは廃部になってしまうというのだ。応援団に入れば秀樹を独占的に応援できる、そう考えた桃子は早速入部届けを持って部室を訪れた。入部は許可されたが問題はそれで済まなかった。高校野球の大会で応援をするには団長、副団長、参謀、旗手長、鼓手長の5人が最低でも必要だった。そこで桃子は本の知識を利用して、龍太郎とともに勧誘活動を始めた。
桃子は「強くて凛々しくてストイックでいつもみんなを応援してくれるそんな頼もしい男を女子が放っておくはずがない」とウエイトリフティング部で、「どんな素晴らしい名曲よりも心に響く叫びがある。人生を揺るがす言葉がある」と吹奏楽部で、「あなたの励ましが友に勇気を与え、友の頑張りがあなたに元気を返してくれる」と合唱部で説き、女の子にもてたい大坪泰平、金髪でパンク好きの遠藤譲二、音痴な田村晃の三人を入部させることに成功した。翌日の練習試合に向け団長を決めることになったが、「二番手向きの家系」という理由で龍太郎が
副団長に退き、桃子が団長に任命された。

櫻木高と対戦する不知火学園高校は10年連続で甲子園に出場する強豪校だったが、応援団も全国レベルの実力を持っていた。一方、練習も出来ていない数合わせだけの応援団にまともな応援が出来るはずがなかった。秀樹は3失点の好投を見せたものの、攻撃陣は味方の酷い応援にリズムを崩され無得点に終わった。相手の団長からは試合後のエール交換を断わられ、秀樹からは来ないで欲しいと言われた。頭にきた譲二はお前たちが弱いから負けたんだと言い返したが、それをきっかけにして秀樹は不知火に転校した。この騒動で再び解散の危機に立たされた応援団の部室にやって来たのは、応援団OBでかつて第23代団長を務めた柳原源蔵だった。源蔵は自己紹介を早々に終わらせると応援団恒例ゴールデンウィーク合宿の日程表を配り始めた。海、山、そして恋、しかも費用はOB持ちという甘い言葉と、我々OBとともに応援団を立て直そうじゃないかという源蔵の熱意に負けて桃子たちは合宿に参加することにした。だが合宿所の櫻照寺で待っていたのはコワモテの中年男4人と鬼の形相の源蔵だった。
個人的評価★★☆

屋台的映画館
| 砂月 | 邦画−ふ | 21:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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